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NHK杯3回戦 行方八段vs郷田棋王

今日の解説はハッシーこと橋本崇載八段だった。
ハッシー「行方さんは居飛車党で攻めが非常にシャープ。苦しくなっても粘り強い。序盤中盤終盤隙がないですね。」
「(対局前のインタビューを見て)お二方とも真面目なインタビューでしたね。」
「駒たちが躍動する将棋が見たいですね」

いつまで同じネタを引っ張り続けるんですかね(苦笑)

将棋は行方八段が先手で矢倉。駒組みで紆余曲折あったが4六銀・3七桂の△9五歩型の定跡形に進んだ。▲1五歩(53手目)に△3七銀と打てばいわゆる「91手組」に進む可能性もあったが、本譜は△1五同歩。この形も70手過ぎまで前例がある。

行方郷田nhk_001

72手目△3一金までは今期のNHK杯1回戦▲橋本△宮田戦(先手勝ち)と同じ。解説のハッシーが先手を持った将棋だが、そのことには触れずに解説を続ける。▲橋本△宮田戦は▲3二銀と打ったが(他の前例も銀を打っている)、本譜は▲1三桂成と桂馬を取った。

以下△1三同香▲2五歩△3三銀▲7五歩△4五歩▲1九角△3二金と進んだ。▲7五歩は自分の玉頭から動くので「先手が良くなる感じはしない」と橋本は解説していた。

行方郷田nhk_002

▲1九角にじっと△3二金が郷田らしい格調高い手。こうなると後手玉が堅く攻略するのは難しくなっている。

先手は玉頭を叩いて形を崩しにいったが、やはり攻めが続かない。対して後手からは1五の香車を取ってから△6一香(94手目)が厳しい一着。以下郷田が淀みなく寄せきった。

感想戦によると、▲1三桂成(73手目)が疑問で前例どおり▲3二銀のほうが良かったようだ。

矢倉の▲4六銀型は先手の勝率が高く、特にトッププロ同士の持ち時間の長い将棋だと先手ばかり勝っているイメージがある。しかし、先手の攻めもギリギリなので1つ間違えると切らされてしまうことも多い。この将棋はその典型例だったと思う。矢倉の難しさを再認識した一局だった。
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[ 2013/01/28 07:30 ] NHK杯 | TB(-) | CM(-)