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電王戦第3局に出場するツツカナについて

4月6日(土)に行われる船江恒平vsツツカナ戦について。

今回出場している5つの将棋ソフトのなかで私が最も注目しているのがこのツツカナです。
世界コンピュータ将棋選手権には第20回から参加し、一昨年の第21回は二次予選9位で新人賞受賞。そして昨年(第22回)は初の決勝進出で3位と躍進しました。
GPS将棋やponanzaと比べてマシンスペックは低い(今回もデスクトップパソコン1台で臨む)が、好成績を残している優秀なソフトです。

特徴は、どの手をどの程度深く読むかをプロの棋譜をもとに機械学習していることで、その結果比較的人間に近い自然な手を指すと言われている。

将棋ソフトの弱点の1つとして入玉が挙げられるが、ツツカナは他のプログラムと比較して入玉に強い。入玉模様での強さを示したのが昨年の世界コンピュータ将棋選手権二次予選のBonanza戦。(http://live.computer-shogi.org/wcsc22/kifu/WCSC22_U3_BON_TTK.html

この将棋は後手のツツカナが先に入玉し、先手も上に脱出すれば相入玉の可能性が高かった。ところが、bonanzaは8八玉型のまま戦ったため寄せ切られてしまった。入玉をめぐって明暗分かれる結果になった。

もう一局、ツツカナの将棋で印象に残っているのが決勝リーグの激指戦。

戦型は角換わり腰掛け銀。先手が穴熊に組み替えたのに対して後手のツツカナが端攻めをみせる。この場合8五に桂馬が跳ねられないので端攻めは大したことがないと思ったが、△2四角で先手の4六の角を消しにいったのが好手。
20130405激指ツツ1

▲2四同角△同銀▲4六角には△3五歩の桂頭攻めがある。よって先手の激指は▲2五桂と跳ねたが△4六角▲3三桂成△同桂▲4六飛△6四角▲4九飛に△9七香不成以下端攻めが決まって後手優勢になった。

この後将棋は激しい切り合いになったが、ツツカナがきっちり一手勝ちを読み切って快勝。最後の寄せも鮮やかだった。ニコ生解説の西尾明六段は「強いですね」「レベル高すぎですね」としきりに絶賛していた。ツツカナの名局だと思う。
ニコ動に当時の動画が上がっているので是非並べてみてください↓


対戦相手の船江五段もツツカナを「本筋の将棋で美しい手を指す」(将棋世界4月号)と評価しています。本番でも美しい棋譜が見られることを期待します。

開発者の一丸さんのブログはこちら↓
第二回電王戦 QandA - コンピュータ将棋開発中

そして、今日夜8時から石田純一さん、インパルス板倉さんがツツカナに挑戦する企画があります。こちらも楽しみですね!


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[ 2013/04/05 07:00 ] 電王戦 | TB(0) | CM(1)
負けましたしね
[ 2013/04/06 21:44 ] [ 編集 ]
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