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第2回電王戦第5局 GPS将棋が三浦八段に完勝

第2回 将棋電王戦 第5局 三浦弘行八段 vs GPS将棋(ニコニコ生放送)
注目の戦型は矢倉だった。先手の作戦は▲4六角とぶつける脇システム。三浦八段はこの戦型のスペシャリストとして知られている。A級順位戦で羽生三冠の連勝を止めた将棋もこの脇システムだった。

△1四歩(34手目)は端攻めを誘発するので少し危険な手。三浦八段はこの△1四歩を咎めるために▲6八角と引いた。次に▲2六銀~▲1八飛の棒銀が狙いだ。対してGPSは△7五歩▲同歩△8四銀と仕掛ける。

20130420三浦GPS0

これは見たことのない仕掛け。以下▲7四歩△7五銀に▲7六銀△同銀▲同金の局面は先手が手厚く見えるが、コンピュータはここから攻めを繋ぐのが上手い。

△7二飛(54手目)に三浦は力強く▲6七金と上がった。玉形が乱れるが上部に盛り上がって入玉狙いの方針なのだろう。
20130420三浦GPS2
対して△8四金が好手で先手は押さえ込むのが難しくなった。三浦さんも△8四金と打たれて「思ったより優勢にならない」と思ったそうだ。

20130420三浦GPS3
△7一飛(74手目)と引かれた局面は6六に隙があるので先手を持って怖い形。ここで三浦八段は▲8三金と打って△7三角▲8二歩と桂取りにいったが、やはり△6六金がある。ここで控室の検討陣も「先手苦戦」を認めた。

20130420三浦GPS4
△6六金に▲8七玉と上がったが、△8八歩が厳しい。次第に後手の攻めが振りほどけなくなった。押さえ込み系の将棋は一度網が破れるとボロボロになることが多いが、本局もそうだった。

102手でGPS将棋の勝ち。完勝だった。ponanza-佐藤慎一戦、ツツカナ-船江恒平戦は時間があれば人間が勝てそうな将棋だったが、本局は終始圧倒されて三浦八段がはっきり良いという局面がなかった。GPS将棋の強さが際立った将棋で、他の将棋ソフトと比べても一枚上の強さという印象を受けた。

団体戦としては1勝3敗1引き分け。引き分けの将棋も内容的には完敗だったことを考えると、伊藤英紀さんの「4勝か5勝」という予想も見当外れではなかったということになる。
5局だけでは将棋ソフトが人間を超えたかどうかは判断はできないと思う。GPS将棋の金子さんが言うように50局、100局対戦を積み重ねないと分からない部分がある。今日の将棋を見る限りでは、プロのトップクラスに匹敵する力があると思った。

電王戦全体についてはまだまだ書きたいことがあるが、とりあえず今日はここまで。
皆さんお疲れ様でした。

<追記>
渡辺明竜王がブログで今日の将棋を振り返っている。
電王戦終わる。 - 渡辺明ブログ
△7五歩▲同歩△8四銀の仕掛けは「新定跡誕生」の可能性もあるということか。細い攻めを繋げることに定評のある竜王が驚いているぐらいだから凄い攻めだったんですね。。
第3回やるのであれば、渡辺竜王の出番かもしれないですね。
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[ 2013/04/20 22:31 ] 電王戦 | TB(0) | CM(0)
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