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NHK杯 藤井vs近藤

NHK杯 2回戦最終局
▲藤井猛 九段 対 △近藤正和 六段

四間飛車藤井システムで一時代を築いた藤井と、ゴキゲン中飛車の創始者として知られる近藤の一戦

藤井が先手で初手▲7六歩△3四歩に▲9六歩と突いて以下△9四歩▲6六歩△3二飛から相振り飛車の将棋になった。

プロの相振り飛車の将棋を見るのは久しぶりだ。私自身も最近相振り飛車を全く指していないのもあって、ほんとに久しぶりに見たという感じがする。
そもそも角道を止める将棋が減っているからね。勝又先生による将棋世界の連載『突き抜ける!現代将棋』にもあったが、最近のプロ将棋では初手▲5六歩、あるいは3手目▲7五歩に対する相振りが多いようだ。

3手目の▲9六歩というのも藤井らしい手といえるかもしれない。
私は対局前は、藤井先手で▲7六歩△3四歩に▲6八玉(意味は中飛車封じ)と上がって、それに対して近藤が挑発に乗るような形で△8四歩と突いて相居飛車の将棋になるのではないかと予想したが、ちょっと斜め上を行き過ぎたか

▲9六歩というのは確かに相振り飛車模様の将棋ではよくあるのだが、相手が△8四歩から居飛車にしてきたときにちょっと▲9六歩がぼやけるような感じもするし、郷田九段だったら「論理的に考えて3手目の最善手は▲2六歩」と言って絶対に指さないだろう。
しかし、相手が振り飛車党で相振り飛車になる可能性が高い場合、この▲9六歩はかなり有効な手になる。前のエントリーに載せた対談にあるように、藤井はプロで勝ち抜くためには「相手によって守備位置を変える」ことも必要になると考えている。10年前のインタビューなので、今も藤井がこのような考えを持っているかは分からないが、▲9六歩という手は藤井の思想・哲学が凝縮された一手だと、私には感じられた。

将棋のほうは藤井が序盤の9筋の端歩の交換を生かして、玉の囲いを後回しにして棒銀で攻める構想。3六に拠点を作らせて、居玉という、普通のアマチュアなら怖くて指せないような順を選ぶ。
結果、藤井の構想が成功し、終盤の入り口では藤井が優勢という状況に。

ここで私は友人(非将棋ファン)と美術館に行く予定があったので、藤井優勢を確認して11時半ちょっと前にテレビを消して外出してしまった。

ところが、帰宅してから2ch将棋板を確認してみたら、このあと一波乱あったようで藤井がギリギリで凌いで勝ったようだ。

藤井さんは、ちょっと間違えると反動がきつそうな将棋のつくりなので終盤逆転されやすいのかもしれない。本譜はその典型で、玉の囲いを後回しにして攻めたぶん反動もきつかったのだろう。

中村修九段の解説は、明快で率直な意見が多く良かったと思う。ただ藤井さんとは棋風がかみあわないようで「玉どこ囲うんだろう?」「えぇっ、そっち!?」などなど、ずいぶんとくだけた解説だなぁと思った。

藤井は3回戦進出で3回戦は丸山九段と。A級順位戦、朝日杯と連敗しているだけに、ファンとしては雪辱を期待したいところだ。





↑藤井の相振りシリーズは相振り飛車の感覚をつかむことができる非常に良い本だと思う。
第2巻では、本譜のように相手が美濃囲いで端歩を突き合ったときにどう攻めるか、その攻め筋の一例を示している。
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[ 2009/11/29 23:36 ] NHK杯 | TB(0) | CM(2)
相互リンクのお願い
突然のコメント失礼致します。
将棋のサイトを運営している者なのですが、失礼ながら、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
もしよろしければ、相互リンク登録していただけましたら幸いです。
http://hobby.link-z.net/shogi/link/register

ご迷惑でしたら申し訳ございません。よろしくお願いします。
WCD
[ 2009/11/30 02:44 ] [ 編集 ]
はじめまして

当ブログに訪問していただきありがとうございます。
相互リンクの件、こちらからもぜひ宜しくお願いします。
[ 2009/11/30 20:58 ] [ 編集 ]
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