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加藤一二三九段の『羽生善治論』

羽生善治論  「天才」とは何か (角川oneテーマ21)羽生善治論 「天才」とは何か (角川oneテーマ21)
(2013/04/10)
加藤 一二三

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加藤一二三九段の新刊『羽生善治論』が4月10日に発売されました。売れ行き好調で重版が決定したようですね。

本の帯に「天才が天才を語る」とあるとおり、「神武以来の天才」加藤一二三九段が「天才」羽生善治を分析した本です。「加藤一二三は大天才である」(大山康晴十五世名人)という前提のもとに論を進めています。

「羽生善治論」という題名に反して、著者加藤一二三の自慢話が沢山出てくるという面白い本。
まぁ予想通りの内容ですね(笑)ひふみんと羽生さんどっちも好きな人にとっては面白い本だと思いますが、ひふみんが好きでない人には向かないかもしれません。私は加藤先生のファンなので楽しく読ませていただきました。

第一章 羽生は天才か
第二章 名人への道
第三章 異次元の強さの秘密
第四章 羽生に弱点はあるのか
第五章 羽生の気配り
第六章 加藤・羽生 血涙三番勝負


第一章は主題にもなっている天才論。天才同士の共通項をいくつか挙げているが、その中でも早指しの話が面白かった。「早指しで結果を残していない人は、天才とはいえないのではないか」「将棋の本質というもは早指しにあるといっても過言ではない」と書いている。直感を重視する加藤先生らしい考え方だと思う。

第四章では「羽生が森内を苦手とする理由」が出てくる。名人戦で羽生さんは2年連続で森内さんに敗れ、今期もここまで2連敗中。「名人戦の森内」には相性が悪い。そのことについて加藤九段は「羽生さんの過密スケジュールが敗因」と言っている。確かにそれはあるかもしれない。4月はそうでもないが、6月になると棋聖戦と重なるので毎年大変だなぁと思う。

第6章は加藤・羽生血涙三番勝負ということで、例の▲5二銀を食らった将棋(NHK杯▲羽生△加藤戦)を自ら解説している。加藤先生は▲5二銀よりも▲4八玉(43手目)を絶賛していますね。「三番勝負」の残り2局は加藤九段が勝った将棋。最後に自らの会心譜を紹介して締めくくるところが加藤先生らしい(笑)

自慢話も多いですが、加藤先生が羽生さんのことをどう見ているかがよく分かる本です。

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[ 2013/04/26 07:30 ] 書籍レビュー | TB(0) | CM(0)
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