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NHK杯1回戦 中川大輔vs松尾歩

先手の中川大輔八段は力戦派の居飛車党。特に右玉や右四間を得意としている。薄い玉形を苦にせず、金銀が盛り上がっていく力強い棋風だ。対して後手の松尾歩七段は研究家の居飛車党。羽生三冠の研究会メンバーとしても知られている。

戦型は先手の中川が横歩を取らずに飛車を2六に引いて、相掛かり腰掛け銀になった。△6二飛(40手目)まではよくある定跡形。そこから右玉に囲いをリフォームするのが中川先生らしい。駒組みが飽和状態になって千日手の可能性が高くなった。

20130512中川松尾2
74手目(△5二金)は実は4回目の同一局面。(62手目、66手目、70手目と同じですよね?)本来なら千日手となるはずだが、解説、対局者、記録係いずれも気づいていなかったようだ。ここで、先手の中川は▲2七玉と力強く打開した。対して松尾は△1二香から穴熊に組み替える。こうなると後手だけが穴熊に組み替えてだいぶ手得している。

中川は▲1五歩と端攻めに活路を見出した。この端攻めは後手も嫌なところだが、松尾は金を力強く上がって飛車交換に持ち込む。△1九飛と王手した局面は後手優勢だと思う。次に△1八香成~△2八香成が早い。中川は▲2九歩と手筋の歩を放って受けるが、歩切れが痛い。

しかし、そこから中川が上手く粘って、▲1三歩と垂らした局面は先手にチャンスが訪れている。
どちらが勝ってもおかしくないギリギリの終盤戦になった。

20130512中川松尾1
図は162手目△6六歩と突いて詰めろをかけたところ。ここで中川八段は▲3六角と詰めろ逃れの詰めろをかけたが、△6五桂▲6六玉△5四桂以下長手数の詰みに討ち取って松尾の勝ち。30秒でこの詰みはお見事でした。

中川さんらしい将棋で面白かったが、最後は惜しかった。
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[ 2013/05/13 07:30 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)
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