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幕下上位と三段リーグ

筆者の将棋以外の趣味の一つに相撲観戦がある。(昔の記事にも書いたけど)

九州場所は、白鵬の優勝で終わったが、筆者の場合、場所の終盤の興味関心は幕内の優勝争いよりも
幕下上位の相撲、幕下十両の入れ替えだったりする。
国技館に観戦に行くときはいつも遅くとも14時前には着けるようにしている。

大相撲において幕下と十両のあいだには、すべての面において天と地の差がある。
幕下以下は「力士養成員」と呼ばれ、給料は基本「ゼロ」月6~7万の養成費が部屋に支給されるのみ、部屋での生活は相部屋。
それが十両になれば「関取」と呼ばれ、(「○○関」という呼び方は十両以上である)、月100万の給料、
大銀杏が結えるようになり、個室暮らしが許される。
良い成績が残せなければ、1場所で幕下に逆戻りになるわけだが、「元十両」で終わるのと、それ以下で終わるのでは全く違う。

このブログは一応「将棋ブログ」なので、あえて将棋にたとえるとするならば
幕下と十両の差はプロ将棋の奨励会三段と四段(四段以上がプロと呼ばれる)のそれに相当するだろう。
実力的にみても、奨励会三段はアマチュアのトップ層と互角、
相撲のアマチュアトップが幕下の上位~中位の実力(稀に、尾曽=武双山や田宮=琴光喜のような「超十両級」のアマチュアもいるが)
だから似たようなものだ。


さて、九州場所の幕下上位の成績をみてみると、上のほうの4人が4人とも勝ち越している。
これに対して上から落ちそうなのが2人、多く見積もっても3人である。
幕下筆頭、特に東筆頭の勝ち越しは優先されるという内規みたいなもの(不文律)があるので、
筆頭の蒼国来、宮本(昨年の学生横綱)はともに5勝2敗で十両昇進が確定的。
東2枚目で4-3の駿河司、西2枚目で5-2の徳真鵬も上がってもおかしくない成績だが、ちょっと無理そうだ。

千秋楽に徳真鵬が十文字(東十両8で5-10)に勝っていれば、
14枚目の臥牙丸が負けていれば(勝ったので8-7と勝ち越し)、
枠は増えていたかもしれない。
基本的に十両以上は1点の勝ち(負け)越しで1枚の昇降と計算するので、十文字は負けていれば
落ちる可能性が高くなっていた。

今場所は比較的分かりやすいが、
場所によって、落ちそうな人がいないときには誰かを無理やり落とすこともあるし、またその逆もある。
また15枚目以内に全勝優勝力士がいると(15枚目以内の全勝優勝は昇進という不文律がある)
ちょっと複雑になることもある。
平成18年夏場所、「幕下15枚目格付け出し」全勝優勝の下田の昇進が見送られ、好角家の間で議論を呼んだことは記憶に新しい。
引退力士がいれば、枠が増えることもあるし、場所ごとの運にも左右される。

その点、将棋の三段リーグは11勝だろうが14勝だろうが上位2人と決められているので分かりやすいとはいえるかもしれない。一度「プロ」になれば「フリークラス」になることはあっても、落ちることはない。
しかし、非常に狭き門であり、年齢制限もあり、高い勝率を残せないと抜けられない。非常に過酷な競争だ。


今回東2枚目で4勝だった駿河司は29歳で未だ関取経験は無い。先場所も4枚目で5-2、2場所続けて上がってもおかしくない成績だ。
なんとか早いうちに新十両を勝ち取ってほしいものだ。

来場所初場所の新十両は明日2日(水)の番付編成会議後に正式に発表される。


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[ 2009/12/01 22:29 ] ブログ | TB(0) | CM(0)
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