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第71期名人戦第4局 森内名人圧勝

森内名人の2勝1敗で迎えた第4局。森内名人が勝てば防衛に王手がかかる大一番。

森内名人が先手で▲2六歩△3四歩▲2五歩の意表の出だし。後手の横歩取りやゴキゲン中飛車を封じて作戦を限定させる意味がある。アマではよく見かける出だしだが、プロでは早めに飛車先を突き越すのは損とされている。それでも採用してきたのは、何か策を用意してきたのだろう。

羽生三冠が△2二銀から居飛車を選択したのに対し、森内名人は▲6六歩と角道を止めて矢倉を目指す。飛車先を決めた代わりに先手は早囲いで得をするという考え。藤井流の早囲いは▲7八玉型で片矢倉に組んで角をぶつけていくが、森内名人は▲8八玉からじっくり金矢倉に囲うほうを選んだ。

名人の▲3五歩(35手目)に羽生三冠は2時間を超える大長考で封じ手にした。封じ手を巡る駆け引きもあるのだろうが、同歩の一手と思われる局面で長考するのは凄い。封じ手の局面は手得している分森内名人の作戦成功だと思う。

▲3五同角△6四角に▲4六角と引いて角対抗型の矢倉になった。角を交換して△6五歩(46手目)に先手は▲5五歩△同歩▲2四歩。
20130522森内羽生1
この突き捨てのタイミングが絶妙だったと思う。△同銀で囲いを弱体化させてからじっと▲6五歩。馬は作られても5筋からの反撃が早い。対して後手は飛車銀桂が立ち遅れているのが辛い。

20130522森内羽生2
▲5六金~▲5五金(67手目)が力強かった。△5七歩▲同飛△6六銀の両取りには構わず6四の馬を取って5三にと金を作れるのが大きい。先手が勝勢になった。

93手で森内名人の快勝。3手目▲2五歩のオープニングから作戦勝ちを築いてそのまま押し切った。過去に「イメージと読みの将棋観」で否定的な意見が多かった3手目▲2五歩だが、これをきっかけに流行るかもしれない。

これで森内名人が3勝1敗となって防衛に王手。今日の将棋を見ているとここから名人が3連敗というのはちょっと考えにくい。それくらい充実している。
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[ 2013/05/23 07:00 ] 名人戦・順位戦 | TB(0) | CM(0)
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