スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このエントリーをはてなブックマークに追加
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

女流王位戦第5局 甲斐さんが女流王位奪還

女流王位戦中継Blog: *第24期女流王位戦五番勝負第5局
棋譜→第24期女流王位戦五番勝負 第5局 里見香奈女流王位 対 甲斐智美女流四段

2勝2敗で迎えた最終局。振り駒の結果里見女流王位が先手となった。これまで4局はいずれも先手番が勝っているが本局はどうなるか。

戦型は後手甲斐のゴキゲン中飛車に先手の丸山ワクチン。▲6七角(里見新手)までは第1局と同じ進行だ。5六や6七に筋違い角を打って3四の歩を狙うのはこの戦型では頻出だが、このタイミングで打つのは少し早い。第1局は後手が漫然と銀冠に組んだため端攻めで先手が優勢になった。甲斐さんとしては同じ失敗は繰り返したくない。

20130617里見甲斐1
本局は△5五銀~△8四角が修正案だった。時間の使い方をみると研究手なのだろう。上田女流のツイートによると甲斐さんとの研究会でこの局面(△8四角)が出てきたそうだ。



対して先手は▲8六銀と上がって端棒銀を仕掛けるが、あまり上手くいかなかった。△2七歩から飛車角両取りの大技が決まって後手優勢に。▲2三歩成には△4五桂が気持ちの良い跳躍でこの桂馬がなかなか取られない。

苦しい先手は▲7五歩(69手目)からの玉頭攻めにかけたが、戦力が少しずつ足りない。

20130617里見甲斐2
△7三玉(98手目)が受けの決め手だった。指されてみると、控室が指摘していた△4六角よりもこの手のほうが良い。これで先手は攻めを繋げることが難しくなった。以下、手数は続いたが甲斐女流四段が押し切った。3勝2敗で昨年失った女流王位のタイトルを1年で取り戻すことに成功した。

五番勝負を振り返ってみると、やはり第4局が一番印象に残っている。甲斐さんにとってあの逆転勝ちは大きかったと思う。

勝った3局はいずれも甲斐さんらしい着実な勝ち方だった。今までの女流だと里見さん相手に優勢になっても終盤力の差で勝ち切れないケースも多かった。今回は甲斐さんが終始冷静な指し回しで逆転を許さなかった。それが素晴らしかったと思う。女流トップのレベルの高さを感じたシリーズだった。

里見さんは初タイトル戦から14戦目にして初めての失冠となった。残念ではあるが、長い目で見れば良い経験になると思う。渡辺明竜王も昨年初の失冠を経験してから勝ちまくって三冠を達成した。この悔しさをバネにして更なる飛躍を期待したい。
関連記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
[ 2013/06/18 07:30 ] 女流 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL