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糸谷六段の4手目△3二銀

昨日は棋王戦挑決トーナメント、▲深浦康市vs△糸谷哲郎戦の携帯中継がありました。この将棋は序盤戦がとても面白かったので紹介したいと思います。

深浦九段が先手で▲2六歩△3四歩▲2五歩。名人戦第4局で森内名人が採用して話題になったオープニングです。本局に関していえば糸谷六段が得意とする一手損角換わりを封じる狙いがあります。将棋世界8月号の勝又講座に書いてありましたが、先日行われた▲木村△糸谷戦(竜王戦2組)でも木村八段が▲2六歩△3四歩▲2五歩のオープニングを採用したそうです。名人戦の影響なのか、3手目▲2五歩が徐々に増えているようですね

対して△3三角と上がって飛車先を受けるのが普通ですが、糸谷六段は△3二銀!と上がりました。この局面で△3二銀と上がった前例はないようです。
20130703深浦糸谷1

以下▲2四歩▲同歩△同飛△3三角▲2八飛△3一金▲3八銀△4四歩▲7六歩△4三銀(図)と進みました。
20130703深浦糸谷2
△3一金(▲7九金)は藤井流の角交換四間飛車でよく見られる手。4三に銀を上がって飛車を2筋に転換するのが糸谷さんの構想でした。

△2二飛に対し深浦九段は男らしく飛車交換に応じました。本局もそうですが深浦さんは相手の挑発に乗ることが多いと思います。

飛車交換したものの、後手陣は飛車を打ち込む隙がありません。一方、後手からは△2八歩や△2八飛があります。△2八飛から竜を作って形勢は後手良し。

以下、長期戦になりましたが後手が終始リードを保っていたと思います。
142手と手数は長くかかりましたが、糸谷六段の快勝。両者の持ち味が出た面白い将棋でした。

本譜の飛車交換は後手良しだったので、先手の敗着はその前まで遡るのでしょう。挑発に乗らずに駒組みを進めたほうが良かったと思います。局後のコメントには11手目の▲3八銀がどうだったかという感想がありました。
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[ 2013/07/04 20:55 ] 棋王戦 | TB(0) | CM(0)
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