スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このエントリーをはてなブックマークに追加
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

第84期棋聖戦第3局 渡辺逆転勝ち

棋聖戦中継 plus: *第84期棋聖戦五番勝負第3局
棋譜→2013年7月6日 第84期棋聖戦五番勝負 第3局 羽生善治棋聖 対 渡辺明竜王

羽生棋聖の2連勝で迎えた第3局。渡辺竜王の2手目△8四歩から角換わりになった。最近は後手番で2手目△3四歩から横歩取りを採用することが増えていた渡辺竜王だが、この大一番で△8四歩に戻してきた。現在のプロ棋界では角換わりの後手番が辛い状況と言われる。そんな中で竜王はどんな秘策を準備してきたのか。

竜王が用意してきた作戦は6筋位取りだった。羽生渡辺の竜王戦第6局(2010年)や丸山渡辺の竜王戦で指された形でもある。この形は千日手含みのパス合戦になる。▲6九飛~▲5九飛~▲4七銀は丸山九段が竜王戦で指した打開策。

△8六歩(66手目)までは去年の棋聖戦第2局(▲中村太vs△羽生)と同じ将棋。今度は羽生さんが逆を持っているのが面白い。去年の棋聖戦で中村六段は△8六歩を手抜いて▲6五歩と突いたが結果は後手の羽生棋聖の勝ち。ということで本譜は▲8六同銀を選んだ。これも前例がある。

△5二金(70手目)が渡辺竜王の新手だった。対して羽生棋聖は飛車を切って激しい攻め合いになった。

20130706羽生渡辺1
先手は馬を切って一気に決めにいく。△3二同玉に▲2二歩が鋭い一着で次の歩成が詰めろ。歩を成らせて攻防手というのも検討されていたが見つからなかったようで竜王は△同玉と取る。しかし、これも▲4二飛の両取りが痛い。形勢ははっきり先手優勢になったように見えた。

しかし、ここからの渡辺竜王の粘りというか勝負術が見事だった。まず△6一歩で竜の位置をずらしてから△6六歩と垂らす。これは▲同竜でも先手良さそうだが、羽生さんは取らずに決めにいった。

20130706羽生渡辺2
竜取りに当てて△4三角(102手目)が受けの好手だった。対して先手は▲3二金打から寄せにいったが△2二銀(112手目)が妙防。これで後手玉は寄らない。
20130706羽生渡辺3

この△2二銀を羽生さんは見落としていたようだ。△2二銀が指された瞬間、羽生さんの表情が一変。盤面をじっと見つめながら髪をかき上げ、明らかに動揺しているように見えた。

この手を境に形勢は逆転。この後も難解な戦いが続いたが、最後は長手数の即詰みに討ち取って渡辺竜王の逆転勝ちとなった。

局後の感想コメントによると▲3二金打(107手目)で▲4一竜ならば先手有望だったようだ。

途中は後手がはっきり苦しかったと思うが、渡辺竜王の粘りが凄かった。竜王でなければ逆転できなかったと思う。

それにしても渡辺さんは逆境に強い。3連敗4連勝で竜王防衛したときの第4局(2008年)を思い出した。
スコアは依然として羽生棋聖有利な状況だが、第4局竜王が勝てば逆転奪取も見えてくる。どちらが棋聖を獲っても良いのですが、フルセットまでは見たい。竜王が次の先手番で勝って第5局までもつれることを期待します。
関連記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
[ 2013/07/07 07:00 ] 棋聖戦 | TB(0) | CM(1)
棋聖戦
羽生3冠vs渡辺3冠(7冠ですが)

勝負運は~4冠と2冠にわけていく

渡辺3冠は土俵際が"渡辺らしい"

羽生2-1渡辺が見逃せない

[ 2013/07/09 15:11 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL