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第26期竜王戦挑戦者決定三番勝負 第2局 森内俊之名人 対 郷田真隆九段昨日は竜王戦挑戦者決定戦の第2局がありました。
後手の郷田九段が珍しく2手目に△3四歩と突いたことで横歩取りになりました。先手中住まいに後手は△5二玉+7二銀型。28手目、後手が飛車をぶつけて激しい展開に進みました。この飛車交換は成立しているのかどうか。

飛車交換の後に▲8四飛と打つのが森内名人の対策でした。時間の使い方からみてこれは研究でしょう。
そういえば、土曜日に行われた電王戦タッグマッチ▲船江ツツカナvs△三浦GPS戦も本局と似た将棋でした。(参考図)

船江ツツカナvs三浦GPS戦は△2六歩▲2八歩の交換と△1四歩が入っていますが、それ以外は同じ。2筋のぶんだけタッグマッチのほうが条件は良さそう。このときの解説では△8三歩▲2四飛以下の二枚換えは先手良しと言われていたと思います。三浦GPSコンビは二枚換えは不利とみて△7四歩と飛車を成らせました。
本譜郷田九段は二枚換えコースを選択しましたが、やはり先手が優勢になりました。以下森内名人が着実にリードを守りきって完勝。
両者1勝1敗で挑戦権の行方は第3局(9月9日)に持ち越されることになりました。第3局は改めて振り駒を行うことになります。振り駒でどちらが先手を取るかも注目ですね。
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