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羽生の△8六飛、久保の△1九と

今週はA級順位戦の3回戦が行われました。その中から絶妙手が飛び出した2局を取り上げたいと思います。

まずは月曜日に行われた▲三浦九段vs△羽生三冠戦。この将棋は終盤、羽生三冠の華麗な寄せが炸裂しました。

図は先手の三浦九段が▲7二角と両取りをかけたところ。飛車を逃げてくれれば▲6三角成でまだまだ難しい局面ですが、ここから羽生三冠は一気に寄せにいきました。
20130909三浦羽生2
△6九銀▲7九金△8六飛!▲同銀△4七馬!
20130909三浦羽生1

まずは△6九銀。▲7九金と引かれて大したことがなさそうですが、△8六飛!がありました。飛車と歩の交換ですが「一歩千金」。歩を持ったことで△7八歩が生じています。▲8六同銀にじっと△4七馬と引いて、なんとこれで寄っているんですね。以下▲3四歩や▲6三馬は△7八歩で攻め合い負け。

三浦九段は▲7七飛と自陣飛車を打って粘りにいきましたが、やはり△7八歩が厳しく寄せ切られてしまいました。

△8六飛もすごかったですが、その後の△4七馬で寄っているというのが驚きでした。じっと銀に紐をつけただけの手に見えて、実は決め手だったんですね。


そしてもう一局、昨日行われた▲深浦九段対△久保九段戦は最後まで手に汗握る大熱戦でした。途中までは深浦さんのほうが良かったと思うのですが、久保九段が粘り強く指して逆転に成功しました。

20130912深浦久保1
図は深浦九段が1三の"と金"を2三に寄せた局面。次に▲3三桂があるので後手がピンチに見える局面です。
ここで久保九段は2九のと金を△1九と!!と動かしました。狙いは△2九竜ですが、見たことのない筋。深浦九段もこの手は見えてなかったそうです。そっぽに行くので考えにくいですが、この手が勝因となりました。最後は長手数(25手詰)の即詰みに討ち取って久保九段の勝ち。お見事でした。

しかし、深浦さんはこの負けは悔しいでしょうね。中継ブログに載っていた感想戦の写真も相当悔しそうでした。

2局とも「流石A級」という将棋で見ごたえがありました。△8六飛と△1九とは勝又教授が毎年編集している妙手選に載ると思います。
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[ 2013/09/13 19:00 ] 名人戦・順位戦 | TB(0) | CM(3)
コンピュータ将棋が進化すれば、寄せの△8六飛は発見できるかも。
しかし△1九と、はあの日あの時の久保さんだけ、という気がします。
佐藤九段の△4七桂もかなり目が覚めました。
今週のA級は凄かったですね。
[ 2013/09/14 02:19 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
羽生さんの△8六飛は今のソフトでも読めなかったようですね。今後ソフトが強くなれば読めるようになるかもしれませんが。

△1九とは私も久保さんにしか指せない手だなと思いました。
> コンピュータ将棋が進化すれば、寄せの△8六飛は発見できるかも。
> しかし△1九と、はあの日あの時の久保さんだけ、という気がします。
> 佐藤九段の△4七桂もかなり目が覚めました。
> 今週のA級は凄かったですね。
[ 2013/09/14 07:17 ] [ 編集 ]
たしかに、△19と なんて手は誰にも思いつかないですよね
普通△39とと使う事を考えそうなのに(笑)
[ 2013/09/14 11:28 ] [ 編集 ]
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