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羽生善治のみるみる強くなる将棋 序盤の指し方入門

将棋序盤の指し方入門 羽生善治のみるみる強くなる将棋序盤の指し方入門 羽生善治のみるみる強くなる
(2009/12/01)
羽生善治

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偶々手に取った本だが、良い本だった。

入門書の次に読む本」という位置づけで将棋の序盤における「局面に対応する基礎力」=意味のある駒の動かし方を初級者向けにわかりやすく解説した本。

駒の動かし方を覚え、簡単な詰将棋(1~3手)の解き方をマスターした初心者が次にやるべきことは「定跡を覚える」こととされる。「定跡の中でも棒銀と中飛車を覚えると勝ちやすい」とアドバイスする上級者も多いだろう。しかし、定跡を覚えたけれど、相手から定跡とは違う指し方をされて対応できなかったということはよくある。
特に初級者同士の戦いはお互い序盤で変な動きをしてしまうから、完全な力将棋になることが多い。

本書は、序盤の目的意識、駒の上手な活用法、指しての意味に重点を置いて解説し、序盤で意味のある駒の動かし方ができることを目標としている。「意味のある駒の動かし方」というのは「筋の良い指し方」と言い換えることができるだろうか。この本の格言、教えを早い段階から意識して一手一手指せば、センスの良い序盤の指し方ができるようになると思う。

個人的に一番興味深かったのは第1章の「初手はどう指すべきか」のところ。
▲5八金右は悪くないけど▲5八金左は最悪。▲7八金は良い手だけど、▲7八銀は悪い。こういうことって意外と最初のうちは分からないんだよね。ひとつひとつ、なぜ悪いか、なぜ良いかを丁寧に説明してくれている。こういう解説は今までになかったのではないか。

本書は漢字にルビが振られているので、子供を対象としている入門書なのだろうが、一読した感じではむしろ大人向けのという印象も受けた。一個一個論理的に説明している本なので、子供よりは大人のほうが合うかもしれない。

入門書を読んで動かし方は覚えたけど、どう指したらよいか分からないという人はぜひ本書を手にとってみると良いだろう。定跡を覚えるよりはこの本の教えを学んだほうがずっと役に立つと思う。

ちなみに、羽生さんは監修者で執筆は観戦記者の上地隆蔵氏。上地さんは奨励会出身者で指導棋士の資格も持っているので安心して読むことができる。

オススメ度AA


↑同じシリーズの『終盤の勝ち方入門』もおすすめ。
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[ 2010/01/18 22:25 ] 書籍レビュー | TB(0) | CM(0)
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